最終アップデート:2021年6月29日
** 6月27日までのデータに基づく分析です。画像はクリックすると拡大します。
図表の作成に用いたコードやデータファイルはここからダウンロードできます。
東京の他のページへのリンク
1. 基本ワクチン見通しと希望ワクチン見通しの比較
この図表のバックデータはここからダウンロードしてください。
出所: 著者達の計算による。
注:左のパネルは新規感染者数の推移。黒の縦実線が現在時点。数字Xは緊急事態宣言の解除基準人数です。右のパネルは、それぞれのXによってどのように1年後の累計死亡者数(これまでの死亡者数を含む)と経済損失が影響を受けるかを示しています。アルファ型変異株感染力が従来株の1.3倍、重症化率・致死率は1.4倍と仮定。デルタ型変異株の感染力はアルファ型変異株の1.3倍、重症化率・致死率はアルファ株同じと仮定。デルタ型変異株割合は、7月末に5割、8月末には8割に達すると仮定。6月第4週から17週間かけて経済活動を昨年の1月のレベルに回復させることを仮定。緊急事態宣言再発例基準は5月末に1000人で、高齢者のワクチン接種が進むにつれて、発令基準が徐々に16000人に上昇すると仮定(細い赤線・青線は、それぞれ基本・希望ワクチン見通しでの再度緊急事態宣言発令基準人数)。基本ワクチン接種ペース見通しは「7・8月1日120万本、9月以降1日90万本」。希望ワクチン接種ペース見通しは「7・8月1日140万本、9月以降1日100万本」、悲観ワクチン接種ペース見通しは「7・8月1日100万本、9月以降1日60万本」。モデルの詳細についてはFujii and Nakata(2021)を参照して下さい。
2. 経済促進ペースの比較
この図表のバックデータはここからダウンロードしてください。
出所: 著者達の計算による。
注:基本ワクチン見通しのもと、4か月、6か月、8か月かけて経済活動を昨年の1月のレベルに回復させる3つのケースを提示。